新型インフルエンザワクチンについて

今回の新型インフルエンザの特徴として、感染力は強いものの、多くの患者さんは軽症のまま回復しており、治療薬（タミフル・リレンザ）が有効です。ただし、基礎疾患（糖尿病、ぜん息など）のある人や妊婦さんなどは重症化する可能性があり注意が必要です。

　また、市内の新型インフルエンザの発生状況は、すでに流行期に入っております（平成21年10月29日現在）。

　このような状況の中、新型インフルエンザ対策の一環としてワクチン接種があります。新型インフルエンザワクチンは今回はじめて製造するものですが、これまでのデータから、重症化や死亡の防止には一定の効果が期待できます。ただし、感染を防ぐ効果は証明されていません。

　新型インフルエンザのワクチンは順次生産されていますが、その数量に限りがあることから、より必要性の高い方々が早く接種できるよう、優先接種対象者を決定し、その標準的な接種スケジュールが国から示され、琵琶市が具体的な接種開始時期を決定することとなっています。

　ワクチン接種に対し、市民の皆様お一人お一人にご理解いただき、冷静な行動をとっていただきますようご協力お願いします。