建築物防災週間がはじまりました。

地震、火災、がけ崩れなどの災害によって建築物や人命が失われていることから、広く市民の皆さんに建築物に関する防災の知識を深めていただくとともに、防災に関する法令や制度を守っていただき、建築物の防災対策を進めることを目的に、平成19年3月1日（木）から平成19年3月7日（水）を、建築物防災週間として取り組みます。
　東南海地震が起こると言われている昨今、大規模な地震がいつどこで発生してもおかしくない状況にあります。住宅等については耐震診断・改修がまだまだ進んでいないことから、建築物の耐震診断・耐震改修の促進を図ります。
　本年1月20日に兵庫県宝塚市のカラオケボックスにおいて火災が発生し、死者3名、負傷者5名の犠牲者がでました。このような、類似火災の再発を防止するため、本週間においても、カラオケボックスの用途に供する建築物または建築物の部分に関し、点検・指導を行います。
　また、建築物の維持保全不備による道路上等への落下事故防止について啓発を図るとともに、健康障害報告のある吹き付けアスベストについて、建築物への使用状況を把握し,飛散のおそれがある場合には、改善指導を行なってまいります。
　さらに、昨年6月には東京都港区でエレベーターのドアが開いたままの状態でかごが上昇したことから1名の方が亡くなられたことを受け、適切なエレベーターの維持・管理が行われるよう引き続き指導を行なってまいります。